ドラゴンフルーツ物語のはじまり 2013年
あれは6年前のことです。沖縄にお嫁に行った娘からドラゴンフルーツの鉢が送られてきました。それは50 cm×50 cm 大の鉢二つに、赤と白のドラゴンフルーツが植えてありました。
西岡ファームのドラゴンフルーツは11月中旬まで
それをサンルームに置いて、大切に育てたら枝が伸びてきましたので、挿し木にしてみたら、いつの間にか大きくなりました。この時は赤い実のドラゴンフルーツが20個ほど取れました。でも美味しくなかったのです・・・
2014年 手作りでハウスを建ててみました
そして5年前に、手作りでハウスを作り、ドラゴンフルーツの挿し木を植えていきました。枝が伸びてくるので、切っては植え、切っては植え繰り返したところ、ドラゴンフルーツはウワァーッと増えていきました。
この時、白いドラゴンフルーツがなる枝と赤いドラゴンフルーツがなる枝を混ぜて植えてしまっていました。
二つの果実は混色することはなく、枝だけで見分けるのもできないですし、花が咲いても同じものが咲きます。
しかし赤と白では果実の形が違うのです。そのため実がなってきて初めて、この枝が赤の枝、この枝が白の枝と分かります。
手作りハウスにドラゴンフルーツを植えてからというもの、その成長ぶりは凄まじく、あっという間にハウスの天井近く3メートルの高さに到達し、とうとうハウスの屋根を突き抜けるような勢いで成長するので、梯子をかけて天井近くのドラゴンフルーツを剪定しました。
毎日ドラゴンフルーツの枝を切って
しばらくは毎日ドラゴンフルーツの枝を切っていました。すると枝からポタポタと水が落ちてきて、舐めたら甘かったんです!これで、私たちが実が甘くなるためにしてきたことが正解だったとわかって本当に嬉しかったです!
ドラゴンフルーツを甘くするために私たちが行ってきたこと
ドラゴンフルーツを甘くするために私たちが行ってきたことは、 実は志摩の人たちが昔から畑をするときに、植物の養分として与えてきたものなのです。
具体的には
2.伊勢エビや魚の漁に使われる漁具の網に引っかかってくる海藻のアカモク(他にも海藻は網に絡まりますがアカモクを選定しています)
3.灰や炭
をこれら一年に一回、ハウスに入れました。
それから、堆肥と籾殻を混ぜたものを2ヶ月に1回入れます 。これは花が咲いて実を収穫するまでは毎日入れて行きます。
そのためハウスの土はフカフカで、歩くとふわっとして、とっても軽いのです。この土のおかげで実はとても甘くなります!
これらの材料を、すべてそろえるのは、志摩市在住の人でも難しいかもしれないです。私たちは、真珠養殖業者さんや漁師の人々と昔から付き合いがあるので、分けていただける物だからです。
ドラゴンフルーツの苗を販売するときに、土が欲しい人もお見えになると思いましたので、西岡ファームの土の販売もさせていただきます。
ドラゴンフルーツは無農薬で栽培できますので、ぜひチャレンジしてみて下さい!